Python3を計算用途に活用する

■ 四則演算の方法

「+」 足し算
「-」 引き算
「*」 かけ算
「/」 割り算
「//」 割り算(小数点以下切り捨て)
「%」 割り算のあまり
「**」 累乗

ちなみに()でくくると優先して計算されます。

■ mathモジュールを使った高度な計算法
まず、mathモジュールを読み込むためにインポート。
import math

math.pi 円周率を返す
math.e ネピア数を返す
math.pow(x,y) xをyで累乗。つまりx**y
math.sqrt(x) xの平方根
math.sin(x) 三角関数サイン(正弦)
math.cos(x) 三角関数コサイン(余弦
math.tan(x) 三角関数タンジェント正接
math.radians(x) 角度からラジアンに変換
math.degrees(x) ラジアンから角度に変換
math.exp(x) 数学定数eのx乗
math.log(x[,底]) 自然対数。オプションで底を指定可能
math.log10(x) 10を底とした対数

■ 変数の利用と計算
a=0
などと書くと「a」という変数に「0」が代入されます。
一度変数が宣言されると、計算に使えるようになります。
a=2
b=3
a*b
(結果:6)
また、変数へ加算する表記方法としては
a=a+1
ではなく
a+=1
と表記できます。
四則演算に使用した、+, -, *, /, //, %, **など、すべて使用可能です。
しかし、a=0などと変数を宣言してからでないと使用できません。
右辺にaの変数があり、宣言されていないのに参照しようとするからです。

■ 2進数、16進数などの相互変換

リテラルによる表記方法
頭に記号をつけて表記します。
2進数の場合「0b」
8進数の場合「0o」
16進数の場合「0x」
16進数の「ff」ならば「0xff」のように。

その他、x進数から数値に変換する方法
int("11111111",2) 2進数「11111111」を数値に変換
int("12",8) 8進数「12」を数値に変換
int("ff",16) 16進数「ff」を数値に変換

数値から、2進数、8進数、16進数へ変換。
bin(x) xの数値を2進数で表記(0bXXXX)
oct(x) xの数値を8進数で表記(0oXXXX)
hex(x) xの数値を16進数で表記(0xXXXX)

このような感じに数値計算が行えます。